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春分の日です。
そして天下分け目の?決断の日です。
西表島に行くか行かないか・・・
相変わらず空はどんよりしており、予断を許さない状況です。
以前レンタカーショップのお姉さんに、西表に行くつもりが三日待っても海が荒れて行けなかった観光客がいた話を聞いていたので、それだけは避けたい
二人の意見は一致していました。
そして一時間後、私たちは西表島の土を踏んでおりました。
不思議と西表島はいいお天気で、石垣島の天気がウソのようです。
島の天気は変わりやすい、みたいです。
西表島と言えば、イリオモテヤマネコですよね
さすがに本物は見えなかったので、郵便局の前にいた子と記念撮影です。
陶製ですが
ところで、西表島には仲間川という川があって、そこではマングローブ林を船でさかのぼるクルーズツアーに参加できます。
感想は・・・・聞かないでください
アドバイスをするなら、船の座席は進行方向に向かって右側一択です
左に座ったら、何にも見えないと覚悟しておいた方がいいでしょう。
西表島ではレンタカーは借りずに、公共交通を利用しました。
次の目的地は、水牛車で有名な由布島です。
一旦フェリーターミナルに戻って、バスを待ちます。
フェリーターミナルの掲示板を何気なくみていると、行方不明者の捜索願の張り紙がチラホラ・・・。
西表島ってイリオモテヤマネコのイメージしかなかったけれど、それってジャングルが多く残ってるってことで、気軽にハイキングって場所ではないんだなぁ・・・と改めて認識しました。
今日から新しいホテルに移動です
石垣島最後(いえいえ、新婚旅行最後)のホテルですし、ここは奮発して思い出に残るホテルに泊まろう
それに3月19日は、旦那サマのお誕生日でもあるのです(*>m<*)
と言うことで吟味の結果、知る人ぞ知る「サイレント・クラブ」というホテルに泊まることにしました。
正式名称は「Windy Earth Silent Club」ですが、ここは簡略してサイレントクラブと呼びますね。
ネット情報によると、建物も部屋も真っ白の建物で、一部屋ごとに独立しているらしく、
宿泊客は、一日三組限定で、年齢制限あり(子供は泊まれない)とのこと。
これはぜひ一度泊まってみたいっ
と言うわけで・・・
迷いながらもホテルの方に誘導していただき、何とかたどり着きました
ホテルの場所は石垣島の東部で、周りには小さな集落しかないようなところ。
レンタカーがないと、とても来られないような場所で、海岸段丘の上に位置するんでしょうか?
眼下には海が見えます。
でも、だからこそ、いつもの生活とは隔離されたリゾート気分が味わえるのです。
これがホテルの内装
(ホテルの方の許可貰ってますよ)
ご覧のとおり、内装も備品も真っ白です。
もちろん外側も白を基調にしたモダンなデザインです。
この日はホテルのマネージャーお勧めの、地元のお店で郷土料理をたらふく食べたのでした
朝から曇り空です
風も少し吹いています。
天気予報は見事に大当たりですね
本来なら今日は西表島に上陸の予定・・・
ですが
レンタカーのお店の方の話では、西表島は海が荒れると帰ってこれなくなることもあるらしいとのこと
まあ、ちょっと離れてるからねえ
レンタカーショップでも天気予報を調べてくださったけれど、今日はあまりよろしくないようで・・・
予定変更!今日は「竹富島」に行くことにします
ガイドブックにも竹富島はおススメと書いてあったしね
しかし旦那サマは乗り気じゃないようで、私が行きたいなら・・・という感じ。
私?
もちろん竹富島に行きたいですよ
だから行くの決定ね
竹富島は離島ターミナルから、フェリーで10分の近場の島。
ですが
石垣島とは全然違う島でもあります
「沖縄」と聞いて、だれしもがイメージする原風景が残る島です。
具体的に言うと、青い空と海、赤瓦の屋根、シーサー、白砂の道、水牛車、ブーゲンビリアの花、etc
こういった風景は、島の人たちの努力で残しているものです。
幸運なことにお天気も回復して、青い空と赤瓦の屋根のコントラストも鮮やかでしたよ
早速水牛車に乗って街を散策。
途中で三線の演奏もあったり、「これぞ沖縄」(このセリフが旅の間、何度飛び交ったことでしょう)
と言うか、最初はあまり興味のなかった旦那さんが、人一倍楽しんでるし
まあ相方が楽しんでくれてた方が、私としてもうれしいので◎
写真は竹富でも一番、ブーゲンビリアの美しい道で撮ったものです。
水牛車を楽しんだ後は、星の砂を探しに自転車でカイジ浜まで行きました
二人とも自転車に乗るのは久しぶりだし、旅先の解放感もあって、童心のようにはしゃいでたのはヒミツ
宮古島でもそうだったけど、ビーチにはなぜか野良猫が多いですね
観光客のあげる食べ物目当てなのかなぁ?
特にカイジ浜の猫は10匹くらいいたような
猫好きにはたまらないスポットかも。
てか名物なのか、絵はがきにも猫が載ってたなぁ
そしてカイジ浜には観光客も多い。
ただ他の観光地と違うのは、みんな砂浜にしゃがみ込んで、真剣に星の砂を拾っているということ
遠くから見たら、なんだか異様な光景。
でも私たちも負けじと、一心不乱に?星の砂を拾いましたよ
正確には、星の砂の混じった砂をペットボトルに詰め込んだだけなのですがね
その場での選別は不可能です(家に帰って選別したら、星の砂が200粒くらい見つかりました)
サイクリングで島のほぼ半分を見て回り、最後は島で一番高い「なごみの塔」へ。
ここからの眺めはこんな感じ↓
とにかく、塔に登る階段が狭くて急で、大人一人しか登れないのです。
行きは良い良い、帰りは怖い~
いや、ホントに降りるの怖かったですよ
しかも観光地の宿命上、順番待ちしているので、のんびり景色を楽しむのは難しいかも。
いや、他人のことなんて気にしないって人なら大丈夫なんでしょうけどね
当方、小心者なので。
今回は少し駆け足だったので、次来る時はのんびりしたいですね
さて
お天気を拾った竹富島観光、どこまで続くこの幸運
八重山諸島が私たちの最後の目的地であり、それは私たちの旅の終わりがそこまで来ているということでもあります。
見るもの聞くもの食べるもの、新鮮で楽しかったから時間の経つのがあっという間でした。
ひとかけらの寂しさを感じながら飛行機の窓の外を眺めると、石垣島の山が見えてきました。
ン?山?
日本では当たり前の風景なのですが、宮古島からやってくると何だが凹凸が激しく見えます。
逆に宮古島がのっぺりしてるとも言えるのでしょうが・・・

日本の、現実に戻ってきたような気分です。
ともあれ石垣空港に到着。
石垣空港の離発着がベテランパイロットでないと難しいという理由もわかりましたよ。
空港からはタクシーで移動。
ン~、やっぱり日本のちょっと田舎の町に雰囲気そっくり

石垣島のタクシーの運転手さんも気さくで陽気で、ちょっとばかり宮古島に対抗心があるのか、宮古島から来たと言うと「石垣島は賑やかでしょう?」と言われました

どちらが良いかはおいといて、暮らしやすそうではありますよね。
実は気になることがあるのです。
それは天気予報・・・。
明日から八重山諸島のお天気悪いんですけど~

不安を残しつつホテルに到着です

ここは宮古島の東端にある岬で、沖縄を代表する景勝地らしいです。
最初はただの岬だろうと思ってたのですが・・・
いやいや、全然ただの岬ではなかった
写真左は、北から岬の先端を眺めたもの。写真右奥に灯台が見えたり、見えなかったり

写真右は、灯台から元来た道を振り返ったもの。
ちなみに駐車場から灯台までは、人力車もありますよ

この風情はここでしか味わえないものですから、宮古島に来たらこの岬に来ないともったいないです。
相変わらず靴ずれに苦しむ旦那さんを尻目に、大はしゃぎの私でした

さて、次に向かうのはもう一つの車で渡れる島、来間島です。
来間島は宮古島の西南端にある島で、与那覇前浜からも南に見えます。
岬から一時間弱で、全長1690mの来間島が見えてきます。
人口は池間が736人に対して、来間島は187人と、島の大きさに比べ少ないです。
つまりそれって、道に迷っても尋ねる人がいないってことで・・・

早速迷ってしまいましたよ。
レンタカーのナビがボロいのか、はたまた私たちの方向感覚が悪いのか

「竜宮城展望台」ってどこ~~


当然のことながら?案内板なんてないし、取りあえずそれっぽい場所を車でさ迷っていると・・・
「第一村人発見

いや、失礼しました

嬉しさのあまり・・・
その方は齢80を過ぎているでしょうか、とても元気なおじいさんで、農作業の途中にも関わらず快く教えてくれました。
しかも道を教えるだけでは話し足りないようで、「どこから来たの?」とか世間話に花が咲きました

その後無事に竜宮城展望台を発見(なぜ竜宮城?

展望台からは対岸の前浜がきれいに見えます。
そしてもう一つ発見が

展望台の近くで、デイゴの花が咲いていたのです


そもそも何故、新婚旅行が「三月」の沖縄になったのか?
旦那さんの仕事の都合と言うのもあるのですが、三月にこだわった理由の一つに、「島歌」で有名なデイゴの花の実物が見てみたいというのがあったのです。
本島で見られなかったので半ば諦めていましたが、来間島で見られるとは

沖縄・・・というか離島の風景にとてもよく似合う花です。
宮古諸島の最後の旅は、デイゴの花に見送ってもらうものとなりました。
次は最後の諸島、八重山諸島の石垣島を一路目指します。
~追記~
一泊二日で回った宮古島(池間島、来間島)でしたが、ここが私たち夫婦の「第三の故郷」となりました。
宮古島は高い山がなく、赤褐色の大地にサトウキビ畑の広がる島です。
私たちにとって、その風景は今まで経験したことがないほど違和感があり、同時に新鮮でした。
そしてのんびりとした島時間・・
石垣島で泊まったホテルのマネージャーさんの話では、宮古島(宮古諸島?)は沖縄で唯一ハブがいない島なのだそうです。
だからでしょうが、宮古のサトウキビ畑に入るときはサンダルでも大丈夫だとのこと。
害獣がいないというのも、宮古島がなんとなくのんびりと見えるゆえんなのでしょうか。
沖縄本島から宮古諸島にきて感じたのは、本島よりも離島の人たちの方が、気さくで人懐こくて、昔からの沖縄の人情味というようなものが残っている気がするということでした。